法人保険加入はどこに(誰に)相談するべき?
法人保険は生保と損保でそれぞれ独立して相談先を決めることが望ましいです。
保険会社によっては法人保険そのものを扱っていない所が多数あるので注意してください。
損保に関しては基本的に大手代理店系。生命保険に関しては保険会社ごとに生命保険と企業保険で得意分野が異なります。
扱っている保険商品(損金タイプ)も変わってくるので、目的に合った相談先を探すようにしましょう。
法人向け損害保険の相談先
法人向け損害保険は「企業総合保険」とも呼ばれ、扱っている保険会社が限定されます。
自動車保険単体であれば幅広い選択肢がありますが、一つの契約で複数施設の火災保険や、各種損失補償などを組み合わせたい場合は、大手代理店保険会社への相談が中心になります。
国内3大損保と呼ばれる損保ジャパン日本興亜、三井住友海上、東京海上日動が無難で、他にも楽天損保やセコム損保、AIG損保など昨今は法人向け損害保険を扱う保険会社が増えました。
通販専用の保険商品を主軸にしている損保会社は、基本的に幅広いリスクを補償する企業総合保険の取扱がありません。
法人向けの損害保険は通常の代理店でも扱っているケースが多いですが、代理店スタッフが専門知識を持っていないことが多いです。
まずは保険会社の窓口に問い合わせをして、直販営業マンや法人保険に強い代理店を紹介してもらうことから始めましょう。
生保の法人保険に強い会社
法人向けの生命保険に強い保険会社をまとめました。
なお、生保の法人保険は基本的に生命保険の直販営業マンが対応し、乗合代理店では取扱がないケースが多いです。
法人保険の相談をする際は、保険会社の公式サイトから問い合わせをして、資料請求や担当営業マンによる出張相談のアポイントを取る流れになります。
明治安田生命
団体保険の保有契約高で国内トップシェアを獲得しています。
団体保険の商品ラインナップが豊富で、担当営業マンは幅広い取扱実績から、企業の財務状況に応じて適切なアドバイスをしてくれると評判です。
ジブラルタ生命
ジブラルタ生命は外資系ですが、2000年に経営破綻した協栄生命保険を買収した歴史を持ち、官公庁を中心に幅広い営業網を持っています。
特に公立学校の教職員は全体の40%以上がジブラルタ生命の団体保険に加入しているデータがあり、ほかにも自衛官や商工組合などから人気を集めています。
団体保険特化型の保険会社で、現在は世界トップクラスの保有契約高を持つプルデンシャル生命系列の保険会社になったことで、利回りが高い保険商品が多いと評判です。
大手5社は無難
以下の生命保険会社が国内生保大手5社と呼ばれていて、かんぽ生命を除く4社は団体保険に力を入れています。
- 日本生命
- 第一生命
- 明治安田生命
- 住友生命
- かんぽ生命
信頼性が高くて商品ラインナップが充実している保険会社の法人保険へ加入したい場合は、大手の中から相談先を選ぶとよいでしょう。
法人保険は各社でラインナップや得意分野が異なるので、複数社に相談して話を聞き比べてみることをおすすめします。